この記事は執筆時点(3th/May/19)で公式に海外展開したアイマスのゲームの事例のまとめと意見になります。記事というよりむしろ前に書いた記事の精神的続編的な位置づけにしていく感じで。(もちろん見落としがあったら教えてください)
一応注意事項として、発売日は原則海外向けリリースに合わせてます。
全般:
公式ホームページ
ただし中文(繁体字)のみ。わざわざJAPANESEつって英語にしてある意味ないだろ
なおCDの項目はグレーに塗りつぶされて閲覧できない。
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アイドルマスター シャイニーフェスタ(iOS版) (22th/Apr/13~15th/Mar/16)
PSPにて発売されたリズムゲームをポートして、iOSで発売したアイマス史上初の公式英語版ゲーム。ただし、元コンソール(PSP)の容量の事情で3パートに分かれており、なんとそれを各4.800円(税込み)で売り出していた*1という暴挙を行い、特に北米ユーザーからは非難轟々となった。諸般の事情で16年3月に販売終了。
アイドルマスター プラチナスターズ(PS4) (28th/Sep/16~)
PS4向けに発売されたプラチナスターズの韓国・台湾版。ゲーム自体はサイコロ等々諸兄がご存知の通りではあるが、アイドル育成ゲームとしては史上初の海外展開になる。このころからアイマスの海外展開(アジア圏におけるインターナル化、例外*2はややあり)も牛歩ではあるが活発になって行く。その啖呵を切ったという意味でもある種のマイルストーン化されるべき作品。だと勝手に思ってる。
アイドルマスター ステラステージ(PS4) (21th/Dec/17~)
PS4のアイマス2作目。ゲーム的にはいろいろ改善*3されたりして名作とも評される出来栄えである。このゲームは日本語版と同日に韓国・台湾・香港版が同時発売された。成長である。
シンデレラガールズ
アイドルマスター シンデレラガールズ(韓国版app) (2nd/Dec/14 ~ 14th/Mar/16)
説明不要のモバゲー。韓国版配信に際し、リュ・ヘナ、ジュニー、イム・ユジン (それぞれcu, co, pa属性)が追加された。かわいい。しかし、もともと日本版シンデレラガールズをプレイしていた層が韓国版に移らなかった事も一因にあったのか、16年3月に配信終了*4。余談だが、 それとほぼ同じ状況(中国→韓国→日本の順ではあるが)から成功を収めた小前*5の事例を考えるとデレマスには涙を禁じ得ない。これに関してはもちろん嘘である。ただし上記の3人の境遇については冗談抜きで涙を流している。かわいいのに。*6
アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション (21th/Apr/17)
もはや日本人にすら存在を忘れかけられているアイマス初のVR作品。言わずもがな、シンデレラガールズ(むしろデレステ?)のライブをVRで見るだけのゲーム。配信言語はアジア英語である。驚くことにこれがアイマス史上2作目にして最新の英語版作品である。
アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ (2019年内配信予定: 追記[29th/Jun/19])
以前より以下のようにリークが噂されていたが、「ついに」配信決定のアナウンスがなされた。果たして今回はどの程度長続きするか楽しみである。 なお当然のごとく対象は韓国、台湾、香港、マカオのアジア圏4か国となる。英語はどこだ
아니 뭔 파도파도 괴담만...
— 케이드P (@kadefringe) June 28, 2019
지금까지 나온 증거들https://t.co/9tJVhQr2IU pic.twitter.com/lVx8EEKBts
SideM、シャイニーカラーズ(、KR? 一応並列していた方がいい?形式上書いとくけど)
なし。(KRはゲームじゃないからね、しょうがないね)
後記:
とりあえずこれから言いたいことは、「アイドルマスターは世界で有名」は嘘である。いや完全な嘘ではないのだが、公式がほとんどゲームの海外展開をしないおかげで、(特に西側は*7 )ラブライブ等の多言語対応しているゲームに対してはどうしてもシェア数で勝てないのは自明なためである。また、これに付随する問題が、海外ライブにおける現地Pの少なさである。これは、ゲームを先に発売してファンベース、つまりライブに来るまでの熱心なファンを母体コンテンツであるゲームで獲得せずにライブを行った事によって起こる事象であある。つまりもっと海外向けにゲームを出せば現地Pも増えるという事である。
おわりに:
時事ネタだが、カナダで行われるオタクイベントのAnime Northにゲスト参加する戸田めぐみさん(舞浜歩役)のサイン会においてアイマスのグッズに契約上サインできなかったり、(もちろん真偽は不明*8 )
アニメノース2019のコメントが発表されたよ!(*^^*)
— 戸田めぐみ (@todamegumi) April 26, 2019
早く5月にならないかなー?
ほんと楽しみ!♡
そして現地にいらっしゃる方に、サイン関係のお願いです。
当日、アイドルマスター関連の物には、契約上サインをする事ができません。何卒ご理解とご協力をよろしくお願い致します…!#AnimeNorth2019 https://t.co/U8gs0yvNlr
第八回シンデレラガールズ総選挙において、ナターリア(と担当)が盛り上がってる要因には海外コミュニティが一枚噛んでいる*9のはご存知であると思われるが、
これらに対してアイマス公式がどう反応していくか楽しみである。
*1:Apple Storeに売ってある買い切り型のゲームを見ればわかるが、少なくともプラットフォームの特性をを無視した価格設定をしていた。また時代錯誤になるが、ルートボックス問題等のゲームにまつわる金銭問題で揺れている文化圏においてそれをするのは完全に自殺行為
*2:シンデレラのAnime Expo[*公式原文ママ]のライブなど
*3:余談になるが、以下はかつて言われていたアイマスのジンクス:新コンソールで出されたゲームの一作目は塩味。二作目は神(かなり配慮した表現)
*5:ドールズフロントラインの旧称
*6:ちなみに、執筆時点で他ゲームに一切の出演、メンションなしである。泣いてる理由は多少分かって頂けただろうか
*7:アメリカ大陸やヨーロッパのこと。地理的・文化的親和性がある東アジアを除く他地域ではアニメ等々の愛好者が最も多いため、需要が多いと考えられる地域で、現地のオタクらもWesternと自称しているためこの語を当てた。≒英語圏
*8:誰、どことの契約なのかが重要、という意味で
*9:白状すると日本人向けに情報発信したのは俺が最初だったりする。誰かまとめに入れて。これは嘘。